持株会社 日産証券グループ株式会社
(東証スタンダード市場上場 証券コード:8705)
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取引所のシステムについて

取引時間について

夜間立会が翌朝6:00まで。早朝までじっくりお取引いただけます。

夜間立会の取引は翌営業日分の取引として計算されます。即ち、1計算区域は、前日の夜間立会から日中立会終了までとなります。

計算区域とは、取引の「値洗い(各建玉の損益を毎営業日計算すること)」のために計算領域を一つに区切るものです。1計算区域の終了は日中立会終了時となり、1計算区域の「帳入値段」は日中立会終了時に設定されます。休日を挟む場合は、前日の夜間立会と休日明けの日中立会が同じ計算区域となります。


引板合わせ(クロージング・オークション)の導入

寄付だけでなく、引けにも板合わせ取引が行われます。

  • 日中立会は、15:40にザラバ取引を終了し、5分間の注文受付時間を設けた後、15:45に引板合わせを実施します。
  • 夜間立会は、5:55にザラバ取引を終了し、5分間の注文受付時間を設けた後、6:00に引板合わせを実施します。
    (ゴムは18:55にザラバ取引を終了し、19:00に引板合わせを実施)

ザラバ取引終了から引板合わせまでの5分間は注文受付のみで約定は成立しません。

訂正・取消不可時間帯(NCP:ノンキャンセル・ピリオド)について

板合わせ直前の注文訂正、取消による過度の価格変動を防止する観点から、寄付及び引けに係る板合わせ直前の1分間について、注文訂正・取消注文を受け付けない時間帯(ノンキャンセル・ピリオド:NCP)が導入されます。(新規注文は建ち落ちとも受付可)

NCP(ノンキャンセル・ピリオド)の時間帯
  寄付 引け 備考
日中立会 8:44~8:45 NCPなし ※ゴム市場は、NCPの対象外となります。
夜間立会 16:49~17:00 翌朝5:59~6:00 ※ゴムは、18:59~19:00

サーキットブレーカー(SCB)制度について

運用ルールが変更されました。

市場状況を勘案しOSEが必要と認めた場合、サーキットブレーカー(SCB)を発動させます。また、SCBの中断時間とSCB幅の拡大もOSEが必要と認めた時間となります。

即時約定可能値幅の導入について

誤発注等による価格急変の防止の観点から、直前の基準となる値段から所定の値幅(即時約定可能値幅)を超える約定の発生する注文が発注された場合、当該銘柄の取引を30秒間中断する制度(ダイナミックサーキットブレーカー:DCB)が導入されました。

即時約定可能値幅とダイナミックサーキットブレーカー
概要
  • 即時約定可能値幅は基準値段を基に設定されます。
  • 即時約定可能値幅外で注文が対当した場合には、
    30秒間、立会の一時中断(DCB)を行います。
  • DCB中は注文受付を行い、板合わせから再開されます。

※基準値段は原則として直近約定値段ですが、1回目のDCB解除後の対当値段が、
DCB基準値段からDCB値幅の範囲外である場合には、
2回目のDCBが発動され、基準値段を2回目のDCBの上限(または下限)価格に更新して取引を再開します。

注意事項
  1. 寄付板合わせ時(日中立会、夜間立会とも)には
    即時約定可能値幅が2021年9月21日より導入されました。
  2. 引板合わせ時(日中立会、夜間立会とも)には
    即時約定可能値幅内で注文が対当した場合に約定が成立します。
  3. DCB後の板合わせ時には即時約定可能値幅内で
    注文が対当した場合に約定が成立します。
  4. サーキットブレーカー後の板合わせ時には即時約定可能値幅が2021年9月21日より導入されました。
  5. FoKではDCBは発動しません。
  6. 即時約定可能値幅は定期的に見直されます。

DCB発動の例

条件(下図:1 ザラバ)

直近約定値段4,450円、DCB値幅40円(即時約定可能値幅上限4,490円、下限4,410円)、買い注文が4,455円に10枚、4,420円に20枚、4,400円に20枚。

この条件で、4,400円の売りの指値注文(FaS)50枚を発注

ダイナミックサーキットブレーカーのイメージ ダイナミックサーキットブレーカーのイメージ

結果1(上図:2 DCB発動)

即時約定可能値幅内の注文30枚は約定しますが、下限値段よりも安い4,400円で対当する20枚は約定せず、DCBが発動されます。

結果2(上図:3 取引中断)

基準値段は直近約定値段である4,420円に更新され、30秒間取引を中断。基準値段が更新されたことで即時約定可能値幅も更新されます。

結果3(上図:4 DCB解除)

DCBが解除され、板合わせにより取引が再開され、4,400円で20枚約定します。

(参考)即時約定可能値幅とサーキットブレーカー幅の関係図

サーキットブレーカーとダイナミックサーキットブレーカーの関係図

  • 寄付板合わせ時には即時約定可能値幅が2021年9月21日より導入されました。
  • ザラバ中は、直近約定値段を基準として即時約定可能値幅が設定されます。
  • 引板合わせ時には即時約定可能値幅が設定されます。

各商品の即時約定可能値幅(DCB値幅)とサーキットブレーカー幅(SCB幅)

商品 即時約定可能値幅 サーキットブレーカー幅
金(標準・ミニ・限日・オプション) 40円 5%→10%→15%(拡大時にSCB発動)
金オプション - 金先物オプションの基準値段によって異なります。
1.0円 10%→20%→30%(拡大時にSCB発動)
白金(標準・ミニ・限日) 40円 10%→20%→30%(拡大時にSCB発動)
パラジウム 30円 10%→15%→20%(拡大時にSCB発動)
原油 1,000円 30%→45%→60%(拡大時にSCB発動)
ゴム(RSS3・TSR20) 5.0円 10%(※1)
とうもろこし 250円 8%(※1)
CME原油等指数 1%※2 10%→20%→30%(拡大時にSCB発動)

サーキットブレーカー幅は、基準値段(前取引日の帳入値段)に所定の比率を乗じて日々設定されます。

※1ゴム市場、農産物市場では、原則、取引の停止・拡大は行いません。

※2寄付板合わせの即時約定可能値幅は3%、引け板合わせの即時約定可能値幅は1.5%となります。

2022年4月5日時点