
ロスカットルール
- 口座内に建玉がある場合、当社は一定間隔(3分)ごとに取引の有効比率を計算します。(ロスカット判定)
- ロスカット判定時点において、有効比率が「ロスカットアラート基準」以下となった場合、ロスカットアラートメールが送信されます。
- ロスカット判定時点において、有効比率が「ロスカット基準」以下となった場合、未成立の注文(決済注文を含む)を全て取り消し、全ての建玉の決済注文(ロスカット注文)を発注します。
- ロスカット注文は、成行注文(FaK)で繰返し発注されます。
- ロスカット注文が発注された場合、ロスカットメールが送信されます。
有効比率の計算について
有効比率(%)= (預り証拠金 ± 帳尻金 ± 値洗損益) ÷ 委託者証拠金 × 100
- 有効比率は、口座照会画面でご確認いただけます。
- オプションの建玉は、有効比率の計算やロスカット決済注文の対象とはなりません。
ロスカット基準について
ロスカット基準は、口座開設のお申込み時に有効比率100%、50%、30%よりご選択いただけます。なお、口座開設後は専用フォームより変更することが可能です。
ロスカット基準の選択内容 | ロスカット基準 | ロスカットアラート基準 |
---|---|---|
100%を選択した場合 | 有効比率100% | 有効比率120% |
50%を選択した場合 | 有効比率50% | 有効比率70% |
30%を選択した場合 | 有効比率30% | 有効比率50% |
ロスカットメール機能について
ロスカット判定時において、有効比率が「ロスカットアラート基準」以下となった場合や、ロスカット注文が発注された場合、お客様のご登録アドレスにメールでお知らせいたします。

- ロスカット判定時点において、有効比率が「ロスカットアラート基準」以下となった場合、ロスカットアラートメールが送信されます。
- ロスカットアラート基準に該当してから2回目のロスカット判定時点において、有効比率が「ロスカット基準」以上、「ロスカットアラート基準」以下のままの場合、メールは送信されません。
- ロスカットアラート基準に該当してから3回目のロスカット判定時点において、有効比率が「ロスカットアラート基準」を上回った場合には、アラート解除メールが送信されます。
- 4回目のロスカット判定時点において、有効比率が「ロスカット基準」以下となった場合、ロスカット注文が発注され、ロスカットメールが送信されます。(この場合ロスカットアラートメールは送信されません)
急激な相場変動時には、ロスカットアラートメールが送信されずに『ロスカット注文が発注』される場合もありますので、お取引いただく際にはご注意ください。
ロスカットの具体例
ロスカット基準、有効比率100%設定
(預り証拠金1000万円、委託者証拠金400万円の場合)
-
値洗マイナスが520万円となった場合の有効比率は、(1000万円-520万円)÷400万円×100=120% となり、ロスカットアラートメールが送信されます。
値洗マイナスが600万円となった場合の有効比率は、(1000万円-600万円)÷400万円×100=100% となりますので、ロスカット判定時点で600万円以上の値洗マイナスとなった場合、ロスカット注文が発注され、ロスカットメールが送信されます。
ロスカット基準、有効比率30%設定
(預り証拠金100万円、委託者証拠金50万円の場合)
-
値洗マイナスが50万円となった場合の有効比率は、(100万円-50万円)÷50万円×100=100%
値洗マイナスが75万円となった場合の有効比率は、(100万円-75万円)÷50万円×100=50% となり、ロスカットアラートメールが送信されます。
値洗マイナスが85万円となった場合の有効比率は、(100万円-85万円)÷50万円×100=30% となりますので、ロスカット判定時点で85万円以上の値洗マイナスとなった場合、ロスカット注文が発注され、ロスカットメールが送信されます。
ご注意ください
- ロスカットルールは、損失を限定するものではありません。商品市場における相場変動により預託されている証拠金の額を上回る損失が発生する可能性がございます。
- 商品相場の状況により「委託者証拠金」の見直しや、代用有価証券の評価替えが行われた場合、有効比率が下がりロスカット基準に該当する場合がございます。
- ロスカットルールを利用されていても、証拠金不足請求が発生した場合の対処は必要となります。 証拠金不足請求(追証)が発生~対処期限は翌営業日午前11時となりますが、ロスカット基準に該当した場合には、対処期限に関わらずロスカット注文が発注されます。
- ロスカット基準の変更は、当社の判断によりお受けできない場合がございます。
- オプションの建玉は、有効比率の計算やロスカット決済注文の対象とはなりません。
- 日中立会終了後の帳入値段や夜間立会終了時の値段でロスカット判定された場合、次の立会でロスカット注文が発注されます。そのため、ロスカット注文の成立前に入金を行って有効比率を改善しても、ロスカット注文を回避することはできません。