
金オプション取引
金オプション取引とは
金オプション取引は、対象商品である金先物取引(原商品)を、予め定められた期日(満期日)に、予め定められた価格で、買うことができる権利または売ることができる権利を対象とする取引です。
オプション取引の買いでは、損失を限定しながら利益を追求でき、少額の資金で取引が可能になるといったメリットがあります。
損失を限定しながら利益を追求
オプションの買い手は、限りなく利益を追求でき、最大損失額はプレミアム(オプションの購入代金)(※)に限定することができます。
少額の資金で取引可能
オプションの買い手は、プレミアムだけで取引を行うことができる(※)ので、少額の資金で参加できます。
※別途、取引手数料等が必要です。
金オプションを取引するには
取引画面よりお取引いただけます。(お申込み等は必要ございません。)
価格を確認する
相場表のオプションのタブをクリックするとオプション取引専用の相場表が表示されます。

注文を発注する
左メニューの「オプション」から専用注文画面が表示されます。

金オプション取引相場表イメージ
金オプション取引の相場表は、プット、コールの相場表が左右に表示されています。下図のイメージでは、「権利行使価格4,250円のコールの現在値(直近約定値段)は302円」という状態を表しています。
金オプション取引注文画面イメージ
金オプション取引の注文は、1~9を選択してください。
- 銘柄(東商金OP)
- プット(Put)またはコール(Call)
- 売りまたは買い
- 執行条件および指定値段
- 限月
- 権利行使価格(Str.P)
- 枚数
- 注文属性
- 有効期限
口座照会画面イメージ
金オプション取引の取引状況、オプション料の金額等は、金や原油等の他の取扱銘柄と同じ画面内でご確認いただくことが可能です。
取引開始から決済までのながれ
金オプション取引は、「コールの買い」、「プットの買い」がお取引いただけます。オプションの買い手は、プレミアム(オプションの購入代金)を売り手に支払ってオプションを取得します。取引最終日までは、オプションを反対売買(転売)により差金決済することができます。
お取引のイメージ
決済方法は3通り
オプションを買った場合の決済方法は、反対売買、権利行使(差金決済)、権利放棄(権利消滅)の3通りとなります。権利行使および権利放棄は、下記のオプションの建玉状態に応じて全て自動で行われます。
- イン・ザ・マネー:権利行使すると利益が生まれる状態
コールオプションの場合、権利行使価格<最終決済価格
プットオプションの場合、権利行使価格>最終決済価格 - アット・ザ・マネー:権利行使しても損益が発生しない状態
- アウト・オブ・ザ・マネー:権利行使すると損失が発生する状態
反対売買
売り(転売)注文により決済する方法です。買値より高く売れば利益、安く売れば損失が生じます。取引最終日まではいつでも反対売買により決済いただけます。
権利行使
取引最終日までに反対売買をされない場合、最終決済日において、イン・ザ・マネーであれば自動的に権利行使されます。尚、手数料等を差し引いて損失が発生する場合は、権利放棄となります。
権利放棄
取引最終日までに反対売買をされない場合、最終決済日において、アット・ザ・マネーやアウト・オブ・ザ・マネーの場合は、権利放棄となり権利が消滅して取引終了となります。
金オプション取引をご利用されるにあたってのご注意
- オプションの建玉は、当社ロスカットルールにおける有効比率の計算やロスカット注文の対象外です。
- オプション取引は、通常口座のみお取引いただけます。
- 最終決済日(原商品の当月限納会日)で権利行使となる場合、最終決済価格(原商品の当月限納会日における日中立会の始値)に応じた手数料が適用となります。
- イン・ザ・マネーの場合でも、手数料等を差し引いて損失が発生する場合には自動的に権利放棄となります。
- 発注いただける注文の種類は先物銘柄と異なります。