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- 2021/02/19 みんこもコラム「金相場下落の背景と展望」
- 2021/02/15 日経CNBC『昼エクスプレス』
- 2021/02/08 日経CNBC『昼エクスプレス』
- 2021/02/01 日経CNBC『昼エクスプレス』
- 2021/01/25 日経CNBC『昼エクスプレス』
- 2021/01/25 「JIJI Gold Daily Report」
- 2021/01/18 日経CNBC『昼エクスプレス』
- 2021/01/18 JPXデリバティブ・フォーカス
- 2021/01/14 STOCK VOICE「東京マーケットワイド」
- 2021/01/12 Tokyo Financial Street
- 2021/01/04 日経CNBC『昼エクスプレス』
- 2020/12/30 STOCK VOICE「東京マーケットワイド」
- 2020/12/30 びっくり大仰天シナリオは?
- 2020/12/28 今年を振り返り、2021年を占う
- 2020/12/28 日経CNBC『昼エクスプレス』
- 2020/12/28 時事通信社「アナリストの目」
- 2020/12/21 日経CNBC『昼エクスプレス』
- 2020/12/14 日経CNBC『昼エクスプレス』(2020/12/14)
- 2020/12/14 年末にかけ波乱含みの金相場
- 2020/12/11 「JIJI Gold Daily Report」
- 2020/12/07 日経CNBC『昼エクスプレス』
- 2020/11/30 JPXデリバティブフォーカス
- 2020/11/30 日経CNBC『昼エクスプレス』
- 2020/11/27 日本経済新聞電子版
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- 2020/11/27 200日移動平均線割れ後の金相場見通し
- 2020/11/25 日本経済新聞
- 2020/11/20 時事通信社「週間見通し」
- 2020/11/17 時事通信社「アナリストの目」
- 2020/11/16 日経CNBC『昼エクスプレス』
- 2020/11/13 日本経済新聞電子版
- 2020/11/10 米民主党政権下の金相場は?
- 2020/11/09 日経CNBC『昼エクスプレス』
- 2020/11/09 JPXデリバティブ・フォーカス
- 2020/11/06 みんこもコラム「混迷深まる中でのリスクオン相場に注意」
- 2020/11/05 ラジオ日経「私の原点・視点」
- 2020/11/04 「JIJI Gold Daily Report」
- 2020/11/02 日本経済新聞電子版
- 2020/11/02 日経CNBC『昼エクスプレス』
- 2020/10/30 みんこもコラム「大統領選挙結果別シナリオ」
- 2020/10/29 日本経済新聞電子版
- 2020/10/27 みんこもコラム「大統領選挙著前で変化の兆し」
- 2020/10/27 日本経済新聞
- 2020/10/26 日経CNBC『昼エクスプレス』
- 2020/10/21 日本経済新聞電子版
- 2020/10/19 日経CNBC『昼エクスプレス』
- 2020/10/16 みんこもコラム「大統領選挙と金相場」
- 2020/10/14 「JIJI Gold Daily Report」
- 2020/10/13 日経CNBC『昼エクスプレス』
- 2020/10/09 時事通信社「週間見通し」
日経CNBC『昼エクスプレス』
このレポートは令和3年2月22日(月)日経CNBC「昼エクスプレス」(13:40~)で、当社主席アナリスト・菊川弘之が出演したものを概略としてまとめています。
■Q1:きょうの東京商品先物市場、ここまでの値動きで目立った点は?
A1
米追加経済対策期待や、新型コロナワクチン接種期待からの株高や、場中で進んだ円安ドル高などから週明けの商品市場も全般的に強含みの展開です。ただし、明日が休場と言うこともあり、高値を追いかける動きは避けられている感じです。
■Q2:金市場の調整が続いているようですね。その背景は何ですか?
A2 米金利上昇・暗号資産・銀市場へ資金シフト
・米追加経済対策期待から米主要株価指数は最高値を更新。コロナ感染も一服しており、米長期金利が上昇基調を維持していることが引き続き、金相場の上値を抑えています。
・更に高騰を続けるビットコインを始めとする暗号資産への資金シフトに加えて、世界最大の資産運用会社ブラックロックは2020年第4四半期に金ETFを売却し、銀ETFに乗り換えたことが明らかになった。暗号資産や、銀ETFへのシフトも金の上値を抑える一因となっている。
■Q3:今後の金相場の見通し・注目点は何ですか?
A3 ドル円・金共に52週移動平均線の攻防戦
・NY金と逆相関のドル円は、52週移動平均線に上値を抑えられた。同水準で、戻り売り圧力が高まるようなら、「グランビルの売り法則」がヒットする状況となる。
・ドル相場に関しては、日米金利差拡大によるドル買い圧力と欧州通貨高によるドル安圧力との綱引き相場が続きそうだが、「 ワクチン接種を始めた国では経済回復の期待が高まり、米国以外の市場も上昇に拍車がかかっている。既に高値圏にある米資産へのエクスポージャーの一部を他地域へ移そうとの考えも出てくる。そうなればドル安圧力となるだろう。」との見方も出ている。
・一方のNY金も52週移動平均線の攻防に差し掛かっている。52週移動平均線を回復してくると、金は「グランビルの買い法則」がヒットする格好となる。
・内外の金相場は、米金利動向や、ドル円の52週移動平均線の攻防にも注意を払いながら、長期トレンド認識を行いたい。
■Q4:原油市場が堅調ですね。その背景と現状を教えてください。
A4株高に追随高
・サウジアラビアが2~3月に日量100万バレルの大幅な自主減産を実施している中、米原油在庫の減少傾向や北東部に加えて、南部の寒波に加え、相関の高い米株式市場が、軒並み最高値更新したことで60ドル台に乗せた。
・ただし、寒波に見舞われた米テキサス州で発電所が復旧したことで、原油や石油製品の生産が段階的に再開する見通しとなったことが相場を圧迫した。
・また、4月以降、サウジが減産を辞めるとの思惑も浮上している。OPECプラスは、3月4日に会合を開き、生産政策を決定する。会合では、サウジが3月末の終了を予定している日量100万バレルの自主減産を段階的に縮小するか、OPECプラス全体で追加供給拡大の余地があるか、という二つの重大な問題について、協議する見通し。
■Q5:今後の原油市場は、イラン情勢がポイントになると見ていらっしゃいますね。詳しく教えてください。
A5 米国の核開発合意復帰なるか否か?
・ブリンケン米国務長官は18日、英国、ドイツ、フランスの欧州3カ国に対し、イランと協議する用意があるという米国の考えを伝えた。イラン国連代表部の外交官に科していた移動制限措置も緩和。
・イランは、21日までに米国の制裁が解除されなければ、国際原子力機関(IAEA)受け入れを止めると警告していたが、グロッシIAEA事務局長は21日、イランの首都テヘランでサレヒ原子力庁長官らと会談した。
グロッシ事務局長は21日、核開発を進めるイランとの協議で、今後最長3カ月は必要な査察と監視を続けることでイラン側と合意したことを明らかにした。
一方で、未申告の核施設などへのIAEAの抜き打ち査察を認めた「追加議定書」の履行について、イランは通知通り23日から停止する。
・米国・イラン双方の歩み寄りが見られる中、イラン産の原油生産・輸出動向が、春先以降の原油市場に影響を与えそうだ。