今週のまとめ | レポート・市況

貴金属週報(2019/02/15 16:24)

調整局面

今週のレンジ(先限)
金  4605~4682円
白金 2782~2836円

1.ブレグジットの行方
2.メキシコの壁建設に伴う非常事態宣言
3.米中通商協議の行方

 

 今週のNY金(4月限)は、米中の通商協議に対する懸念や、ユーロ圏の景気減速懸念を受けてドル高に振れたことが圧迫要因になって始まった。北京で次官級の米中の通商協議が始まったが、3月の期限前に米中首脳会談が開催されないことから、先行き懸念が浮上した。ただ米政府機関の閉鎖に対する懸念から株安に振れたことを受けて押し目は買われ、下値は限定的。
アジア、欧州株の上昇に続き、米株が大幅高となったことが圧迫要因となり、上値を抑えられるも、米中通商交渉協議に対するリスクヘッジとしての買いが根強いことや、ドルが対ユーロで下落したことから、売り方の買い戻しを誘い反発した。
1月の米消費者物価指数(CPI)が前月比横ばいとなった。物価上昇圧力が緩やかで、米連邦準備理事会(FRB)が当面利上げを見送るとの観測が強まった。 ただし、米CPIでインフレ抑制が示されたが、コア指数が予想通りとなったことを受けてドル高に振れた事が上値を抑えた。英CPIが2年ぶりの低い伸びとなったことや、ユーロ圏の鉱工業生産指数低下もドル高要因となった。米株価が米中の通商協議が順調との見方や、米政府機関の閉鎖が回避されるとの見方を受けて堅調となった事も上値抑制要因となった。
週末にかけて利益確定目的などの売りが先行も、米小売売上高を受けて米利上げ休止観測が強まり、下値は限定的。株価下落も下値支持要因となった。1月31日高値を起点とする調整局面は継続しているものの、大きな値幅調整には至らず、保合での日柄調整となった。
東京市場は、NY金市場の調整を円安が相殺して、4682円(2/14高値)まで続伸した。

 

 今週のNY白金(4月限)は、米中の通商協議に対する懸念や、ユーロ圏の景気減速懸念を受けたドル高や、3月の期限前に米中首脳会談が開催されないとの報道に加えて、米政府機関の閉鎖懸念からの株安を嫌気して始まった。心理的節目800ドル割れから下げ加速。長大陰線引けとなった。
金との価格差が拡大し、割安感が台頭したことや、米中通商交渉への期待感からの株高に支援されるも上値は重く、800ドルを回復できず。ジョンソンマッセイ社報告で、弱気の需給報告が示された事も嫌気された。
東京白金も、心理的節目2800円を割り込み軟調推移となった。

原油週報(2019/02/15 16:24)

続伸

今週のレンジ(先限)
プラッツドバイ原油 40640~43860円

1.産油国の減産順守
2.ブレグジット・米非常事態宣言を受けた株価動向
3.米中貿易戦争の行方

 今週のNY原油(3月限)は、外国為替市場でドルが主要通貨に対して上昇し、ドル指数が昨年12月以来の高値を付けた事を受け、売りが先行して始まった。ベネズエラの石油相が11日、インドから輸入する医薬品などへの支払いに原油を充てるなどし、同国への原油輸出を2倍に増やす可能性に言及したと伝わった事も一因。ただ、石油輸出国機構(OPEC)による協調減産が順調に進んでいるとの観測から、買い戻しが広がり下値は限定的だった。
その後、石油輸出国機構(OPEC)月報で、加盟国の1月の産油量が減少した事や、サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相が英紙FTとのインタビューで、3月までに生産と輸出を一段と減らす方針を示したことから、先行きの需給改善を見込む買いが入った。米株式相場が大幅に上昇した事も一因。
米エネルギー情報局(EIA)が12日公表した短期エネルギー見通しで、2019年と20年の米国の産油量予想が上方修正されたことや、12月の米小売売上高が前月比で市場予想に反して大幅に減り、株価下落に追随する場面もあったが、国際エネルギー機関(IEA)月報でも、1月の世界の原油生産量が前月比で減った事が確認され続伸となった。
年初来高値を更新したブレント原油に対する割安感も下値支持要因となった。


 東京ドバイ原油は、海外高+円安で、保合上放れて上げ加速。

石油製品週報(2019/02/15 16:25)

海外高+円安を好感

今週のレンジ(先限)
バージガソリン 51850~55500円
バージ灯油   57050~59350円

1.米中貿易問題
2.株価・為替動向
3.気温・在庫

 今週の東京石油製品市場は、海外原油市場高に加えて円安・株高を好感して続伸。東京ガソリン先限は、55500円(2/15高値)、東京灯油先限は、59350円(2/15高値)まで大きく続伸した。

石油連盟週報(3~9日)によると、ガソリンの週末在庫は、前週比2.3%増の170万5384キロリットル。灯油在庫は6.2%減の180万1040キロリットル。週間原油処理量は、0.8%増の356万0410キロリットル。出荷量は、ガソリンが2.9%増の91万4957キロリットル。灯油は2.2%増の51万1508キロリットル。

トウモロコシ週報(2019/02/15 16:25)

戻り売り

今週のレンジ(先限)
とうもろこし 23520~24130円

1.米中貿易問題の行方
2.株価・原油市場
3.英国ブレグジットの行方

 今週のシカゴコーン(3月限)は、大豆安に加え、ドル高、金と原油の軟調な足取りも弱材料となるなか、1月15日以来の安値まで下落して始まった。
米農務省(USDA)からの大口成約(18/19年度積みで仕向け地不明12万2376トン成約)発表や、米中間の貿易協議に対する期待から上値追いとなった大豆に追随高となる場面もあったが、週末に発表された輸出成約高が前週を下回る弱気な内容だったことや、小麦・大豆の急落が嫌気されて、急反落となった。
 東京市場は、薄商いの中、円安を背景に売り方の買い戻しで大幅続伸するも、 週末にはシカゴ安+円安一服で反落。

大豆週報(2019/02/15 16:26)

米中貿易協議への期待感

1.株価動向
2.南米産収穫動向
3.米中貿易協議の行方

 今週のシカゴ大豆(3月限)は、米農務省(USDA)需給報告において18/19年度の米大豆イールドが引き下げられたことに加え、同年度のブラジルの生産量予測が下方修正されたことを好感したものの、トランプ大統領による「「関税引き上げ期限前に習主席と会談することはない」との発言を受けて米中間の貿易問題の見通しに対する懸念が重石となって上値は抑制されて始まった。その後、米中間で次官級の貿易協議が開始されたことに加え、トランプ大統領が合意が近いようならば追加関税賦課の期限の延長の可能性を否定しない、と発言したことが好感されて買い優勢となった。
ただし、週末にかけて、週間純輸出成約高報告の弱気な内容に加えて、英議会の採決否決、トランプ大統領の非常事態宣言示唆などを嫌気して反落となった。
東京市場は、流動性難継続。

ゴム週報(2019/02/15 16:26)

戻りは売られる

今週のレンジ(先限)
ゴムRSS3  177.4~185.8円
ゴムTSR20 149.5~157.8円

1.世界的な株価動向
2.原油価格の動向
3.米中貿易協議の行方

 今週の東京ゴム(RSS3)は、上海夜間高や円安を背景に買いが先行して始まった。米中通商協議に対する期待感からの株高・円安を好感も、当先のサヤが逆ザヤから順ザヤに徐々に移行した。
原油市場が堅調推移した事も支援要因となったが、週末には、3月末に予定される英国の欧州連合(EU)からの離脱をめぐり、英議会下院が、協定案を修正するためEUと協議を続けるというメイ首相の方針について採決を行い、反対多数で否決した事や、トランプ大統領が議会の承認を得ずに対メキシコ国境での壁建設予算を確保するため、国家非常事態を宣言する意向だとの発表を嫌気して、株価が下落した事を材料に、戻りを売られて急反落となった。

 

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