今週の振り返り

貴金属週報(2021/10/22 17:35)

堅調

今週のレンジ(先限)
金 6464~6566円
白金3776~3891円

 

1.コロナデルタ株の感染再拡大
2.米長期金利の動向
3.インフレーションORスタグフレーション?

今週のNY金(12月限)は、前週末、好調な米経済指標を受けた米長期金利の上昇に圧迫された地合いを引き継ぎ軟調スタートとなった。ただ、世界的なエネルギー価格の上昇によるインフレ高進観測に加え、イギリスやロシアでコロナ感染者が再び拡大傾向にあることから、経済成長の鈍化の中での物価上昇という「スタグフレーション」を警戒する声もあることが、一定の下値の歯止めとして働き、1750ドル付近でサポートされるとじり高となり、週後半は1800ドルに近い水準に切り上げた。

 今週はSEC(米証券取引委員会)がビットコイン先物に連動するETF上場申請を承認し、19日から上場されたことが話題となった。機関投資家の分散投資の一部資金が金から同ETFに流れ、金にとっては悪材料との見方が一部に出ているが、これまでのところ大きな圧迫要因とはなっていないようだ。

 そのほか、今週21日にはロシア中銀が9月中に金準備を10万トロイオンス(3.1トン)積み増したことを明らかにした。同国は外貨準備の20%を金準備にする計画で、この購入はその一環。

 

 

原油週報(2021/10/22 18:07)

大幅続伸

1.新型コロナウイルス変異種拡大
2.OPECプラスの減産姿勢
3.中東の地政学リスク

 

今週のレンジ(先限)

プラッツドバイ原油55000~57240円

 


 今週のNY原油相場は7年ぶり高値に上伸。世界的にエネルギー供給のひっ迫が続くとの見方が相場を支えた。
 石油需要はコロナ禍からの回復に伴って上向き、発電燃料を相場が高騰した天然ガスや石炭から燃料油や軽油に切り替える動きにより一段と高まった。また、米ホワイトハウスはワクチン接種を完了した外国人を対象に、11月8日から入国制限を緩和する方針を発表したことも、これによりジェット燃料需要は増加すると見込まれている。一方、米国や経済協力開発機構(OECD)加盟国の在庫が急減したことから、世界的な供給逼迫(ひっぱく)は続くと予想されている。

 米エネルギー協会(EIA)が今週発表した週報によると、直近1週間の米原油在庫は拡大予想に反して43万1000バレル減だった。米オクラホマ州クッシングの原油受け渡し拠点の在庫は18年10月以来の低水準を記録。EIAは足元で、ガソリン備蓄が19年11月以来、ディスティレートが20年初めごろ以来の低水準までそれぞれ減少していると指摘した。

 こうしたことを背景にNY期近12月は21日に83.96ドルにまで上昇、2014年10月以来7年ぶりの高値を付けた。ただ、その後、米海洋大気局(NOAA)が発表した気象予報で、冬季は米国の大部分で例年より気温が高くなるとの見通しを示したことで、利食い売りの動きを強めたが、82ドル台を維持して底固く推移した。

 

トウモロコシ週報(2021/10/22 17:05)

シカゴはレンジ内の動きもOSEは大きく上昇

今週のレンジ(先限)
とうもろこし37700~40610円

 

1.米国の収穫動向
2.世界経済、原油相場の動向
3.世界的な穀物供給のひっ迫感


 シカゴトウモロコシ(12月限)は前週と比べ6セント強上昇し堅調。強い輸出需要や現物相場に支えられ、12月限は10月12日の需給報告を切っ掛けに下落した分を帳消しにした。
 市場はまだ横ばい圏ののレンジ相場を続けており、ファンド勢は売りにも買いにも積極性を欠いている。農家は今週のクロッププログレスでは収穫率は52%と過去平均の41%上回り順調なペースで進んでいるが、積極的な市場売却は控えられている。一方で輸出需要はメキシコ等米国から近い国からの大口成約が目立ってきている。また、米国内でも原油高を背景にエタノール生産が好調で、今週発表された10月15日までの1週間のエタノール生産量は前年同週を20%上まわった。農家の売り控えと米国内外の実需の強さにより、現物相場は先物市場以上に堅調となっており、仮にシカゴ市場がハーベストプレッシャーという言葉に囃されて下押されたとしても、シカゴ相場にプラスされる諸経費(現物プレミアムや海上運賃)部分が上昇傾向にあり、需要国相場であるOSEトウモロコシ相場はなかなか下がりづらい状況が続いている。加えて今週は為替の円安ものOSE先物市場の上昇要因となった。

 

 

ゴム週報(2021/10/22 18:14)

堅調

今週のレンジ(先限)


ゴムRSS3 223.5~240.7円

 

1.原油価格・上海ゴム価格
2.新型コロナウイルス感染動向
3.自動車販売・中国の規制動向


 

 今週のJPXゴムRSS3は週明けは模様眺めムードの中、反落スタートだったが、翌19日以降は、上海ゴム相場が急騰したことや、原油相場の高騰に追随し、大きく水準を切り上げ、中心限月6番限の22年3月限は一時240円台に上伸した。週末には利食い売りに押され230円90銭で引けたものの、230円台を維持した。
 
 経済正常化期待や原油高が相場の支えとなっている。一方、産地タイ産相場との乖離も大きくなっていることから、目先はやや高値警戒感が出やすいとの指摘も聞かれる。


金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第131号 商品先物取引業者
加入協会:日本証券業協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人金融先物取引業協会
加入取引所:東京証券取引所、大阪取引所、東京金融取引所、東京商品取引所、堂島取引所