今週のまとめ | レポート・市況

貴金属週報(2018/11/16 16:44)

NY金は修正も押し目は買い直される 白金も続落

今週のレンジ(先限)
金  4370~4451円
白金 3008~3142円

1.株価動向
2.貿易戦争の行方
3.利上げベース

 今週のNY金(12月限)は、英国の欧州連合(EU)離脱交渉を巡って英閣僚が辞任したことや、イタリアの財政 問題に対する懸念を受けてドル高に振れたことが圧迫要因になって始まった。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ見通しも下げ要因となり、1200ドルの節目が意識される流れとなった。
11月のドイツのZEW景況感の小幅な改善を示したが、ユーロの上値が重いことから戻りは売られ、1200ドル割れとなり、先月11日以来の安値となる1196.6ドル(11/13安値)まで続落。1200ドル割れでは安値拾いの動きや、買い戻しで下値を切り上げ、1200台は維持した。
その後、米消費者物価指数(CPI)が予想通りとなったことからドル高が一服し、地合いを引き締めた。英政府が承認した欧州連合(EU)との離脱協定案に反発して複数の英閣僚が辞任。英国のEU離脱や英政局を巡る不透明感や、株安から押し目買いが入った。一方、外国為替市場でドルが対英ポンドなどで上昇した事が上値を抑えた。
 東京金は、NY金に追随する格好で下値を試し、心理的節目4400円を割り込んだが、週末にかけて押し目を買われ下値を切り上げた。

 今週のNY白金(1月限)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)がさらなる漸進的な利上げを継続する方針を維持したことで、ドル買いが続いたことや金・NY株価が下落した事が重しとなった前週の流れを引き継いで始まった。英閣僚辞任報道やイタリアの財政問題を受けてドル高に振れたことを嫌気した。金が小安く推移したこと、ニューヨークダウの小幅続落でリスク回避の動きととなり、5日連続の陰線引け。829.1ドル(11/14安値)まで続落した。週末にかけて、ポンド急落が圧迫要因になったものの、金堅調を受けて地合いを引き締めると、株安一服を受けて反発した。
 東京市場もNYに追随して続落。週末は下げ一服となった。

 

原油週報(2018/11/16 16:45)

大幅続落

今週のレンジ(先限)
プラッツドバイ原油 45390~50050円

1.OPEC総会に向けた動き
2.金融市場の動向
3.貿易戦争の行方

 今週のNY原油(12月限)は、11日に開催された減産監視委員会で、12月のOPEC総会で主要産油国が減産を協議する見込みとなり買いが先行したが、米株式相場が大幅に下げるなか、リスク回避の動きから次第に売りが広がった。
トランプ大統領が12日、「できることならサウジとOPECに原油は減産してほしくない」とツイッターに投稿したことや、シェール生産増、中国景気減速などで需給緩和観測が材料視され続落。米中貿易戦争の拡大によって世界的な景気が減速し、石油需要が伸び悩むとみられている一方で、供給過剰感が強まると警戒されていることで、売りが売りを呼び、過去最長の12日続落となった。ザラバで55ドルを割り込み、54.75ド(114/13安値)まで続落も、短期的な戻りを見込む買いが優勢となり、終値ベースでは55ドルを維持。
 国際エネルギー機関(IEA)月報で、2018年と19年の原油需要見通しを据え置かれた事も一因。下方修正を見込む向きもあったため、需給悪化へ警戒感がやや後退した。
 米エネルギー情報局(EIA)週間在庫統計で原油在庫が前週比で市場予想以上に増え、2017年12月以来の高水準となった事を嫌気した売りが出たものの、最近の相場急落を受けて、OPEC加盟国などから足元で繰り返し減産延長の方針を示され、短期的な戻りを見込んだ買いが優勢となった。石油製品在庫が減少したことも買い戻しを誘った。

 東京ドバイ原油は、海外原油市場の続落や、円安一服を受けて、心理的節目45000円を伺う展開となった。

 

石油製品週報(2018/11/16 16:46)

続落

今週のレンジ(先限)
バージガソリン 56440~61730円
バージ灯油   61680~66590円

1.米中貿易問題
2.株価・為替動向
3.気温・在庫

 今週の東京石油製品市場は、海外原油市場の大幅続落に追随した。東京ガソリン先限は、56440円(11/15安値)、東京灯油先限は、61680円(11/15安値)まで下値を切り下げた。週末には、海外市場が短期的な売られ過ぎ感からリバウンド入りしたため、東京市場も下げ一服となった。
 資源エネルギー庁が14日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格(12日時点)は、全国平均で前週比1円20銭安い157円50銭となった。値下がりは3週連続。1週間の下落幅が1円を超えたのは約2年9カ月ぶり。
 石油連盟週報(4~10日)によると、ガソリンの週末在庫は、前週比4.0%増の178万8247キロリットル。灯油在庫は3.4%増の280万5233キロリットル。週間原油処理量は、11.0%増の344万5060キロリットル。出荷量は、ガソリンが3.3%増の87万3917キロリットル。灯油は49.3%増の20万6724キロリットル。

 

トウモロコシ週報(2018/11/16 16:46)

調整局面

今週のレンジ(先限)
とうもろこし 24740~25180円

1.日中貿易問題の行方
2.株価・原油市場
3.「E15」販売解禁に向けた動き

 今週のシカゴコーン(12月限)は、様子見ムードが強いなか、テクニカル要因から買われたが、ドル高が上値を抑えて始まった。米中の貿易協議再開の報道を受けた大豆高に追随する買いが見られたが、小麦の下落を嫌気する売りで反落。ただし、米コーンベルトの収穫ペースが伸び悩んでいることに加え、好調な輸出が続いていることが好感され、下値は限定的。週末にかけては、米コーンベルトでの寒波懸念とこれに伴う大豆高が好感されて、下値を切り上げた。
 東京市場はシカゴコーンに追随して、週前半安・後半高。

 

大豆週報(2018/11/16 16:47)

前半安・後半高

今週のレンジ(先限)
一般大豆 44600~44600円

1.株価動向
2.北米寒波動向
3.米中貿易摩擦の行方

 今週のシカゴ大豆(11月限)は、中国と米国の間で閣僚レベルでの外交・安全保障対話が開催されたことを受けて、米中間の貿易摩擦打開に対する期待が高まり買い優勢となったが、米コーンベルトでの収穫進行見通しとテクニカル要因を手掛かりにした売りが上値を抑えて始まった。中国と米国間で協議再開されたと伝えられるなか買われる場面もあったが、弱気な輸出検証高報告がきっかけとなって軟化。
週末にかけて、米コーンベルトでの収穫が平年に遅れていることが明らかになったうえ、米コーンベルトでは寒波が訪れていることにより作柄の悪化が懸念されて買い優勢となった。大豆は寒波に影響を受けやすく、作柄の悪化や収穫量の減少につながるリスクが高まるとの懸念が買いを支援した。
 東京市場は、流動性難継続。

 

ゴム週報(2018/11/16 16:47)

160円を回復できずも下値も限定的

今週のレンジ(先限)
ゴムRSS3  156.6~161.8円
ゴムTSR20 142.9~146.4円

1.中国経済・非鉄・原油動向
2.世界的な貿易戦争の行方
3.生産国の市況対策動向

 今週の東京ゴム市場は、上海ゴム安からRSS主導で下値模索で始まった。RSS3は、先限が157.7円まで下落し、先限つなぎ足で16年9月限以来の安値に沈んだ。TSR20は期先2本が下落。RSSは期中から期先の4本、TSR20は19年5月限
が一代安値を更新した。
 13日にはRSS3は全限月が一代安値を更新する下げとなったが、上海ゴムが反発に転じたのに合わせ、期先3本がプラスサイドに浮上し、自律修正高。となった。TSR20は、期先4月限が小高くなった。
 中国国家統計局から発表された10月の小売売上高は前年比8.6%増と事前予想の9.2%増を下回ったが、ゴム市場への影響は限定的。
 RSSは160円を回復できずも、下値も限定的な保合いとなった。

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