今週の振り返り

貴金属週報(2021/02/19 19:33)

金は12月以来の安値に

今週のレンジ(先限)


金 5991~6212円
白金 4033~4524円

 


1.欧米を中心とした新型肺炎感染再拡大による一段の景気悪化
2.新型コロナワクチン開発進展に伴う景気回復期待
3.米長期金利の上昇

 

 今週のNY金相場は3か月ぶりの安値へと沈む弱い動きとなった。米国の大型経済対策が間もなく成立し、経済回復の期待が株式市場や、大型財政出動が金余り状態を一段と強めるとの見方により短期資金が値動きの軽い暗号資産などに向かう一方、財政出動により再建発行が増えるとの見方から米長期債価格が下落、金利は上昇との流れにより金利を生まない金の圧迫材料とされている。長期金利は上昇に合わせて期待インフレ率も上昇しているため、実質金利は依然としてマイナス0.9%台であまり動いていないが、市場参加者の目はつい名目金利の動きに引っ張られてしまうようだ。
 リーマンショック後の2009年2月~4月にかけても今と全く同じように米国10年債利回り(約2.6%→約3.0%)と期待インフレ率(約0.9%→約1.3%)がそろって上昇、実質金利はほとんど動いていないのに金価格は8%(960ドル→870ドル)近く下落した。しかし、4月以降も10年債利回りは上昇を続けたが、金はほどなく反発に転じ、その後は2011年夏の当時の史上最高値となる1900ドル台にまで上昇相場は継続した。今週発表された米国の1月の卸売物価指数は季節調整後で前月比1.3%上昇。エネルギーと食料品を除いたコア指数も1.2%上昇。ともに現行方式で統計を取り始めた2009年12月以降で最も大きな上昇となっている。現在の市場環境で腰を据えて金を売り持ちできる向きはそう多くはないと思うのだが。

原油週報(2021/02/19 19:40)

テキサス州の寒波による生産停止など受け堅調

今週のレンジ(先限)

プラッツドバイ原油 37890~40710円

 

 

1.新型コロナウイルス変異種拡大
2.OPECプラスの減産姿勢
3.株式市場の動向

 今週の東京原油相場は世界的な需給改善見通しを背景に続伸。テキサス州を襲う寒波の影響で石油精製会社が操業を一部停止するところが相次ぎ、WTI原油は60ドル台に上昇。東京市場も一代高値を更新する限月が相次いだ。
 ただ、一方で、ウォールストリートジャーナルが伝えるところによると、サウジアラビアが増産を検討中、早ければ4月から増産に転じる可能性があるとしており、同国の自主的減産がここのところの原油相場を支えてきたところも大きいため、今後の同国の出方も注目される。

石油製品週報(2021/02/19 19:47)

続伸

今週のレンジ(先限)
バージガソリン 49550~52330円
バージ灯油 52220~54150円

 


1.新型肺炎感染動向
2.株価動向
3.原油価格動向


 今週の東京石油製品相場はNY原油が60ドルを付けたほか、為替も一時1ドル=106円台へと円安進行したことが支援となり、軒並み一代高値を更新した。
 
 石油連盟が10日発表した原油・石油製品供給統計週報によると、ガソリンの週末在庫は、前週比1.1%減の198万5859キロリットルだった。灯油在庫は7.0%減の172万9240キロリットル。週間原油処理量は、1.2%増の297万7876キロリットル。推定出荷量は、ガソリンが8.7%減の80万9228キロリットル。灯油が3.6%増の53万2087キロリットル。
 資源エネルギー庁が17日発表した石油製品価格調査によると、15日現在のレギュラーガソリン1リットル当たりの小売価格(全国平均)は、前週比1.8円高の141.4円。12連続の値上がり。灯油の全国小売価格は15日現在1リットル当たり、前週比1.3円高の84.6円。12週連続の値上がり。(YO)

 

トウモロコシ週報(2021/02/19 18:36)

反発

今週のレンジ(先限)
とうもろこし27850~29140円

 


1.中国の米国産コーン大量成約
2.南米の天候
3.今年の米国の作付け動向

 シカゴトウモロコシ3月限は、15日がワシントン誕生日の祝日で1日少ない営業日となったが、再びアルゼンチンの乾燥懸念が頭をもたげたほか、実需筋の根強い買い意欲により上昇。18日から開催された米農務省農産物展望会議(アウトルックフォーラム)において、引き続き中国向け中心に農産物輸出が伸び、出荷額は1570億ドルと過去最高のなると強気な見通しが示された。ただ、今春の米国作付け面積予想はトウモロコシが9200万エーカー、大豆が9000万エーカーとされ、ともに前年度から大きく拡大することで、週後半にかけて利食い売りの動きが上値を抑えた。

 

大豆週報(2021/02/19 20:04)

高値もみ合い

今週のレンジ(先限)
大豆 46000~46000円

1.今年の米国作付け動向
2.南米の乾燥気候による生育懸念
3.危機的な米国期末在庫見通し

 今週のシカゴ大豆3月は、高値圏でのもみ合いに終始。南米ブラジルの降雨による収穫遅延や世界的な植物油需要の好調により、米国内需給ひっ迫見通しが下値を支える。
 8日から開催された米農務省農産物展望会議(アウトルックフォーラム)において、引き続き中国向け中心に農産物輸出が伸び、出荷額は1570億ドルと過去最高のなると強気な見通しが示された。ただ、今春の米国作付け面積予想はトウモロコシが9200万エーカー、大豆が9000万エーカーとされ、ともに前年度から大きく拡大することで、週後半にかけて利食い売りの動きが上値を抑えた。大豆は実現すれば前年度比690万エーカーの急増である。大豆の今年の8月末の期末在庫率は過去最低水準に落ち込む見通しであり、需給ひっ迫解消のためには作付け作業が順調に進む事が最初の関門となり、春先の米国の天候がカギである。(YO)

ゴム週報(2021/02/19 19:51)

連休明けの上海ゴム高に堅調

今週のレンジ(先限)
ゴムRSS3 235.3~265.6円
ゴムTSR20 174~179円


1.新型肺炎の感染拡大動向
2.原油価格
3.産地価格

 

 今週のゴムRSS3号は、週前半は引き続き中国休場中で様子見ムードが強かったものの、株式市場、原油市場の堅調に支えられた。また18日から再開の休場明け上海ゴム市場が強い動きで始まったことから週末にかけて国内市場も一段高となった。(YO)


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