今週のまとめ

貴金属週報(2019/09/13 15:59)

金、白金は調整

 

 

今週のレンジ(先限)
金  5122~5255円
白金 3185~3325円

 

1.米・イラン問題
2.米中貿易問題
3.利下げ動向

 

 今週のNY金(12月限)は、続落で始まった。米中貿易協議の進展期待や、米国債の利回り上昇などを背景に利食い売りが出た。英国で合意なき欧州連合(EU)離脱を阻止する法案が成立し、ポンドが反発。一方、ムニューシン米財務長官は、中国と為替問題で協議することを明らかにし、中国人民銀行の易綱総裁も10月の協議に参加するとした。
米株の上昇に一服感が出たことから下げ渋る動きが見られたが、反発力弱く推移し、高値調整ムードが強まった。心理的節目1500ドルを維持できず。
1482.1ドル(9/10安値)まで売られたが、欧州中央銀行(ECB)理事会を控え、ポジション調整の買いや、1500ドル以下での押し目買いが入った。米生産者物価指数(PPI)が事前予想を上回ったが、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しに変わりがないことも支援要因となった。
トランプ大統領の対中関税率引き上げ延期の発表を受けて戻りを売られたが、欧州中央銀行(ECB)理事会で包括的な金融緩和を決定したことを受けて一段高となった。テクニカル要因の買いも入り、1532.2ドルまで上昇した。
その後は、ECBの刺激策は不十分との見方や、米中の貿易摩擦に対する懸念後退からの株高などを受けて上げ一服となり、1504.6ドルまで下落。ただし、1500ドルは維持された。

 

 今週のNY白金(10月限)は、金反落を受けて戻りを売られて始まった。ムニューシン米財務長官の米中の通商協議に関する発言を受けて米国債の利回りが上昇すると、戻りを売られた。同長官は、中国と為替問題で協議することを明らかにし、中国人民銀行の易綱総裁も10月の協議に参加するとした。
米株の戻り一服感から買い方の玉整理が先行ムードとなり、930.8ドル(9/10安値)まで続落したが、心理的節目930ドルが支持線となり、週末にかけて反発となった。
欧州中央銀行(ECB)理事会で、利下げや量的緩和(QE)再開など包括的な追加金融緩和策の導入を決定。また米中の通商協議で、トランプ米大統領の側近らが追加関税の一部先送りや撤回につながる限定的な合意案の提示を検討していると伝えられ、貿易摩擦に対する懸念が後退したことを好感した。

原油週報(2019/09/13 16:00)

反落

 

 

今週のレンジ(先限)
プラッツドバイ原油 36080~38700円

 

1.ハリケーン動向
2.米中貿易問題
3.中東の地政学リスク

 

 今週のNY原油(10月限)は、米中貿易協議再開期待に加えて、サウジアラビアのエネルギー相に新たに就任したアブドルアジズ・ビン・サルマン王子が、協調減産の継続を示唆したことが相場を押し上げた。 12日にサウジアラビアやロシアなどが参加する共同閣僚監視委員会(JMMC)に対しての期待感や、前週末に石油会社のベーカー・ヒューズが発表した米国の石油掘削装置(リグ)の稼働数が2017年11月以来の水準に減少した事などが材料視されて始まった。
 石油輸出国機構(OPEC)が主導する協調減産が長期に及ぶとの観測から一時58.76ドル(9/10高値)まで続伸したが、トランプ米大統領がボルトン氏の解任をツイッターで発表すると、中東の地政学リスクが和らぐとの観測から反落した。米エネルギー情報局(EIA)月報で、2019年と20年の原油価格見通しを前月から下方修正した事も一因。
 強硬姿勢で知られたボルトン米大統領補佐官が解任された事に続き、「9月下旬の国連総会に合わせてイランのロウハニ大統領との首脳会談を開くため、トランプ政権がイランに対する制裁の緩和を議論した」と報じられ、地政学的リスクの後退が材料視された。
 週末にかけて、OPECとロシアなどの主要産油国による共同閣僚監視委員会(JMMC)で、減産強化が見送られたことが嫌気され続落。
 国際エネルギー機関(IEA)月報で、2020年のOPEC非加盟国の原油供給の伸びが日量230万バレルと今年(同190万バレル)を上回るとの予想を示した事も下落の一因となった。

 

石油製品週報(2019/09/13 16:00)

反落

 

 

今週のレンジ(先限)
バージガソリン 46950~49780円
バージ灯油   53820~56590円


1.米中貿易問題・株価
2.気温・在庫動向
3.米・イラン会談の行方


 今週の東京石油製品市場は、海外原油を受けて週前半安・後半高となった。

 石油連盟週報(1~7日)によると、ガソリンの週末在庫は、前週比6.9%増の165万7640キロリットル。灯油在庫は1.3%増の238万0793キロリットル。
 週間原油処理量は、5.8%減の345万5698キロリットル。
 出荷量は、ガソリンが4.1%増の88万4207キロリットル。灯油は4.2%減の6万3573キロリットル。

トウモロコシ週報(2019/09/13 16:01)

反発

今週のレンジ(先限)
とうもろこし 22640~23630円

 

1.収穫期の下げ圧力
2.原油価格
3.米中貿易問題


 シカゴコーン(12月限)は、米産地で気温が上昇しているうえ、適時の雨に恵まれたことで、生育が促されると同時に作柄の改善も見込まれることが弱材料され、一代安値を更新して始まった。352.25セント(9/9安値)まで続落したが、作柄報告で「良」以上の割合が前週比で3%の引き下げとなったことを受けて買い戻す動きが活発化。前日に続いてメキシコ向けの大口成約が報告されたことや、米農務省需給報告で米生産量予測が下方修正されるとの事前見通しも買いを支援する中、360セント台を回復した。需給報告を控えたポジション調整や、米産地で平年を上回る気温が続き、生育および成熟の進行が促されていることが弱材料される場面もあったが、下値は限定的。
農務省需給報告で19/20年度の生産量下方修正や、大豆の大幅上昇を受けて反発したが、米国生産量予測の引き下げ幅は事前予測に達しなかったほか、期末在庫率は前月予測を同程度の範囲にとどまったため上値は限られた。

大豆週報(2019/09/13 16:01)

反発

 

 

今週のレンジ(先限)
一般大豆 48900~48900円

 


1.米中貿易協議の行方
2.収穫期の天候
3.金融市場の動向

 

 

 シカゴ大豆(11月限)は、週間輸出検証高報告が前週を下回ったことや、米産地の気温上昇と降雨を嫌気して851.00セント(9/9安値)を付けたが、急激に切り返して860.00セント台を回復して始まった。
作柄報告で、米国の大豆生育が依然として平年遅れとなっていたことや、コーン上昇が買いを支援した。農務省需給報告での生産量引き下げ観測、メキシコ向けの大口成約も買いを支援するなか、9月5日以来の高値まで上昇した。
中国財政省が米国からの輸入品16品目の追加報復関税を免除の対象とすると発表し、その品目の中に農産物が含まれなかったことが弱材料視される場面もあったが、米国が中国からの輸入品2500億ドル(およそ27兆円)相当分に対する追加関税率引き上げを10月15日まで2週間延期すると発表したことに加え、中国側も米国産農産物の輸入再開の認可を検討していると伝えられたことで、10月に予定されている米中貿易協議での進展期待が高まり反発。
米農務省需給報告で19/20年度の生産量予測が引き下げられたことも好感され、8月13日以来となる890セント台まで大幅上昇となった。

 

ゴム週報(2019/09/13 16:01)

続伸

 

 

今週のレンジ(先限)
ゴムRSS3  164~170.8円
ゴムTSR20 141.2~141.2円


1.当先の逆ザヤ縮小
2.ゴム農家支援策(タイ)
3.米中貿易問題


 東京RSS先限は、前週に米中貿易交渉が10月上旬にワシントンで閣僚級協議が行われることを好感した流れを引き継いで、小口の買いが優勢で始まった。10日には上海ゴムが地合いを引き締めたことから、急速に地合いを引き締め、先限は8月28日の上ヒゲ高値を上抜き、上げ加速となった。170.4円(9/11高値)まで上値を伸ばした。トランプ米大統領が11日夜、2500億ドル分の中国製品への関税を30%に引き上げる制裁の発動を10月15日まで2週間先送りすると発表。
12日には中国政府が米国産農産物の輸入手続きの再開を表明。10月に開く閣僚級貿易協議に向け、米中が歩み寄るとの期待が材料視された。
また、ECB理事会で利下げと量的金融緩和の再開が決まった事も一因。108円台へ続伸したドル円の動きも支援要因となった。週末は中秋節に伴う休場で、積極的な商いは見送られた。


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