今週のまとめ | レポート・市況

貴金属週報(2018/01/12 15:26)

反発

今週のレンジ(先限)
金  4695~4793円
白金 3431~3534円

1.中東情勢・北朝鮮動向
2.南ア・ランドの動向
3.2018年の利上げペース

 今週のNY金(2月限)は、前週末に発表された米雇用統計がまちまちの内容となり、ドル安が一服したことから、反落して始まった。その後、為替の対ユーロでのドル高や株高を受けて売り優勢となった。ただし、ブルームバーグ通信から、世界最大の米国債保有国である中国が米国債購入の縮小もしくは停止を検討している(中国当局は否定)と報じられると、対主要通貨でドルが売られたことが支援要因となり反発。修正安は限定的で終わった。さらに、欧州中央銀行(ECB)議事要旨で政策の微調整の可能性が示されたことをきっかけにドル安が進行したことから、NY金は上値を伸ばした。12日に控える対イラン制裁の解除の有無を決定する米国の動向に対する警戒感も上昇の一因となった。

 東京市場は、NY金に追随して、4700円水準で下支えられたものの、円高が海外高を相殺して、戻りはNY金に比べて鈍かった。


 今週のNY白金(4月限)は、下落して始まったのち、株価の底堅い値動きやパラジウム堅調を受けて押し目を買われた。その後、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となったのち、買い戻しなどが入って下げが一服すると、ドル安や金堅調を受けて買い優勢に転じた。さらに、欧州中央銀行(ECB)議事要旨をきっかけにドル安に振れたことを受けて地合いを引き締め、2017年9月14日以来の高値991.0ドルを付けた。
 
 東京市場もNY白金に連動して上昇。転換線で下支えられて反発し、週末には、3534円(1/12高値)まで上値を伸ばした。

 

原油週報(2018/01/12 15:26)

続伸

今週のレンジ(先限)
プラッツドバイ原油 44570~45730円

1.中東情勢
2.金融市場の動向
3.ベネズエラ動向

 今週のNY原油(2月限)は、石油輸出国機構(OPEC)加盟国の一部が不安定化していることで、供給減少が警戒されて、反発して始まった。その後も、OPEC加盟国を中心とした協調減産と、世界的な好景気・株高に伴う需要の拡大期待によって、過剰在庫が一段と減少する見通しであることが材料視された。さらに、米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫が8週連続で取り崩されたことや、米原油生産量が減少したことを受けて上値を伸ばした。
 サウジVSイランの代理戦争がイスラエルを交えて複雑化している中、12日(金)までに、米政府が2015年の核合意後、イランに対する経済制裁解除を継続するか否か決定する事も上昇の一因となった。
 また、サウジ・イランの代理戦争が行われているイエメンで、内戦を続けるイスラム教シーア派系武装組織フーシ派の幹部は、フーシ派掃討を名目に軍事介入するサウジアラビア主導の連合軍が攻撃をやめなければ、船舶が多く通過するイエメン沖の紅海の封鎖も辞さないと警告。これまで具体的な原油供給障害が表面化してこなかったが、今後の情勢如何では供給途断リスクが懸念された。
 更に、世界最大の原油埋蔵量を誇るベネズエラ国債について、S&Pグローバル・レーティングが、2020年に償還期限を迎える国債をデフォルト(債務不履行)状態を示す「D」に認定。原油生産減少も継続しており、北米や欧州の寒波と合わせて買い材料となった。

 東京原油市場も、海外原油高を受けて堅調となったものの、週末にかけては海外高を円高が相殺して上値を抑えられた。

 

石油製品週報(2018/01/12 15:27)

海外原油高を好感

今週のレンジ(先限)
バージガソリン 60980~61880円
バージ灯油   59690~60670円

1.在庫動向
2.株価・為替動向
3.気温

 今週の東京石油製品市場は、NY原油の上昇を受け、堅調に始まった。その後、円高進行が下押し材料となったものの、海外原油が堅調となっていることに支援され、下値は堅かった。週末は、海外原油の上昇一服や、円高進行を受けて、利益確定の売りが優勢となった。

 石油連盟週報(12月31日~1月6日)によると、週末在庫は、ガソリンが、前週比6.3%増の164万2408キロリットル。灯油が、前週比2.0%増の209万3308キロリットル。週間原油処理量は、前週比0.2%減の382万6579キロリットル。出荷量は、ガソリンが11.7%減の89万0963キロリットル。灯油が34.7%減の45万5679キロリットル。

 資源エネルギー庁が発表した石油製品価格調査によると、1月9日現在のレギュラーガソリン1リットル当たりの小売価格(全国平均)は、前週比0.2円高の141.9円。3週連続の値上がり。

 

トウモロコシ週報(2018/01/12 15:28)

軟調

今週のレンジ(先限)
とうもろこし 22000~22290円

1.南米産の天候相場
2.小麦相場
3.輸出動向

 今週のシカゴコーン(3月限)は、米農務省(USDA)発表の輸出検証高は前週改定値を上回ったものの、強気材料視されることなく下落して始まった。その後、USDA需給報告発表を12日に控えるなか、売り玉のポジション調整で買われ、下値が堅くなったが、需給報告まちで様子見ムードが強まり、小動きに推移した。

 東京市場も、シカゴと同様に小動きに推移した。

 

大豆週報(2018/01/12 15:28)

戻り売り

今週のレンジ(先限)
一般大豆 46600~47290円

1.南米産の天候相場
2.ハーベストプレッシャー(北米)
3.輸出動向

 今週のシカゴ大豆(3月限)は、軟調に始まった後、乾燥が懸念されているアルゼンチンの産地で今週まとまった雨が降ると予測されていることが弱材料となったことで軟調推移が継続。その後、ブラジル国家食糧供給公社(CONAB)が今穀物年度の大豆生産量予測を前月予測から引き上げたことや、米農務省(USDA)発表の輸出成約高が、事前予想の下限の55万トンに近い数字となり、振るわなかったことが弱材料となり、更に下げ幅を拡大した。

 東京市場も、シカゴ安に連れて軟調となった。

 

ゴム週報(2018/01/12 15:28)

レンジ放れ待ち

今週のレンジ(先限)
ゴム 204.4~211円

1.中国経済・非鉄・原油動向
2.タイの洪水
3.生産国の市況対策

 今週の東京ゴムは、手掛かり材料難の中、商いが閑散となり、方向感なく始まった。その後、海外原油相場が上昇したことに支援されて小幅に上昇するも、閑散商いで狭いレンジ内での取引が続いた。週末は上海ゴムの上昇を受けて、軒並み高となった。

 日本ゴム輸入協会が集計した昨年12月20日現在の全国営業倉庫生ゴム在庫は、同月10日時点に比べ1001トン増の1万0739トン。在庫の1万トン超えは2016年6月30日時点以来。12月11~20日の入庫は2001トン、出庫が1000トンだった。

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