今週のまとめ | レポート・市況

貴金属週報(2018/05/18 17:30)

金・白金は下落

今週のレンジ(先限)
金  4549~4646円
白金 3160~3273円

1.中東情勢・北朝鮮動向
2.米忠貿易協議の行方
3.利上げベース

 今週のNY金(6月限)は、米長期金利上昇によるドル高などを受けて下落。200日移動平均線を割り込み下げ加速となった。米10年債利回りは3.122%まで上昇し、2011年7月以来の高水準となった。好調な米経済指標を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測が強く、金利先物市場では年4回の利上げを織り込みつつある。
 トランプ米大統領が13日、中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)について「ビジネスに速やかに戻れるよう中国の習近平国家主席とともに取り組んでいる」とツイッターに投稿。米政府は4月中旬に米企業にZTEとの取引を禁じる制裁を科していたが、制裁を緩和する方針を示唆したと受け止められた。
 また、イタリアで連立協議を進める大衆迎合主義(ポピュリズム)政党「五つ星運動」と極右政党「同盟」は、減税や社会保障費の増額などを含む基本的な政権協定で合意。21日までにマッタレッラ大統領に協定案を提出する方針を示しており、財政規律に関する欧州連合(EU)規則に違反する内容になると、イタリア国債が売られ、ユーロ安が進む可能性も嫌気された。ただし、北朝鮮が16日、米韓軍事訓練を「挑発行為」とした上で、予定していた韓国との閣僚級会談を中止せざるを得ないと発表。押し目を買い拾う動きも見られ、週末にかけて、下値も限定的となった。
 東京金先限は4月6日以来の安値4549円を付けた。

 今週のNY白金(7月限)は、米長期金利上昇によるドル高を受けて軟調となった。好調な米経済指標を受けて米10年債利回りが3.122%まで上昇し、2011年7月以来の高水準となった。NY白金は、心理的節目900ドルを割り込み、2017年12月以来の安値を付けた。
 東京プラチナ先限は4月9日以来の安値3160円を付けた。

 

原油週報(2018/05/18 17:31)

続伸

今週のレンジ(先限)
プラッツドバイ原油 48550~51850円

1.中東・ベネズエラ情勢
2.金融市場の動向
3.保護貿易動向

 今週のNY原油(6月限)は、米国の対イラン制裁再開でイランの減産が見通されるほか、在イスラエルの米大使館をエルサレムに移転することにともなう抗議活動でパレスチナ人が50人以上死亡し、中東情勢が緊迫化していることが材料視され反発して始まった。米国による経済制裁でイランの原油輸出が減るとみた買いが続き、71ドル台乗せ。2014年11月下旬以来、およそ3年半ぶりの高値を付けた。国際エネルギー機関(IEA)が16日早朝に公表した月次リポートで、2018年の世界原油需要見通しを引き下げ、年後半から原油高が嫌気され需要が緩むと指摘した事で、目先の利益を確定する売りが出たものの、米エネルギー情報局(EIA)在庫統計で原油在庫の減少が続き、需給改善を見込む買いが優勢となった。週末にかけて、需給が逼迫するとの見方から72.30ドルと今年の最高値を付けたが、目先の利益確定売りが上値を抑えた。
 東京市場は、NY原油高+円安進行を受けて週末にかけて、51,850円(10/18高値)まで続伸。

 

石油製品週報(2018/05/18 17:31)

ガソリン・灯油は続伸

今週のレンジ(先限)
バージガソリン 62690~65770円
バージ灯油   66180~69040円

1.投機玉の整理進行度合い
2.株価・為替動向
3.気温・在庫

 今週の東京石油製品市場は、海外原油高+円安を受けて続伸。週末にかけて、4営業日連続で、全限月が一代高値を更新した。

 資源エネルギー庁が発表した石油製品価格調査によると、5月14日現在のレギュラーガソリン1リットル当たりの小売価格(全国平均)は、前週比1.2円高の147.1円。4週連続の値上がり。

 石油連盟週報(5月6日~5月12日)によると、週末在庫は、ガソリンが、前週比3.5%増の171万9068キロリットル。灯油が、前週比1.5%増の148万3014キロリットル。週間原油処理量は、3.8%減の328万4738キロリットル。出荷量は、ガソリンが5.6%減の90万2137キロリットル。灯油が58.0%増の14万7187キロリットル。

 

トウモロコシ週報(2018/05/18 17:31)

反落

今週のレンジ(先限)
とうもろこし 25060~25950円

1.北米作付動向・南米天候
2.小麦相場
3.輸出動向・報復関税の行方

 今週のシカゴコーン(7月限)は、高値修正安継続。米国産コーンの13日現在の作付け進捗率は62%に達し、平年並みの62%に追いついた。26日からメモリアルデーの3連休前には90%を超えそうな勢いであることが上値を抑えた。4ドルを挟んで推移していたが、週末にかけて下値を切り下げる展開となった。
 東京市場は、シカゴコーン安も円安進行が相殺して続伸。

 

大豆週報(2018/05/18 17:32)

続落

今週のレンジ(先限)
一般大豆 50700~51050円

1.南米産の天候
2.作付動向(北米)
3.米中貿易協議の行方

 今週のシカゴ大豆(7月限)は、大幅安となった。14日に18年5月限が納会となり、15日から7月限が当限になったが、16日に期近7月限が10ドル割れで引けた。17、18日の予定で開催されている米中通商協議で米国産大豆の米中間での貿易に関して協議される。米国は追加関税を譲歩しないとみられ、中国向け輸出需要の減少不安から下落した。ドル高も弱材料。ブラジル産が市場に出回る時期でもあり、4月後半から輸出成約高は100万トン割れ状態が続き、低迷している。米国産大豆の作付け進捗率は13日現在、35%に達し、平年の26%、前年の29%を上回り、作付けは順調に進んでいる。
 東京市場は、閑散商いのなか、続伸。

 

ゴム週報(2018/05/18 17:32)

反発

今週のレンジ(先限)
ゴム 187.7~195円

1.中国経済・非鉄・原油動向
2.米保護貿易の行方
3.生産国の市況対策

 今週の東京ゴム先限は、 原油高+円安に加えて、11日に 中国汽車工業協会(CAAM)が発表した4月の自動車販売台数は、前年比11.5%増の232万台、1-4月の累計は950万台と同4.8%増となった。CAAMは、今年の販売台数の伸び率を、昨年と同様に3%前後になると予想しているが、現状、これを上回るペースとなっている事や、15日に発表された4月の中国の鉱工業生産も、前年比7.0%増と事前予想の6.7%増を上回ったことなどを材料に上海ゴム市場の堅調推移となった事などを材料視した。

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