今週のまとめ | レポート・市況

貴金属週報(2016/12/02 15:55)

NY金は軟調、NY白金は追随安

今週のレンジ(先限)
金  4251~4301円
白金 3282~3352円


1.米新大統領閣僚人事
2.欧州選挙(イタリア・オーストリア)
3.米年内利上げの行方


 今週のNY金(12月限)は、先週に引き続き軟調な展開となった。原油相場の急反発に伴い上昇して始まったものの、ドル高・原油安や米GDPの上方修正による利上げ観測で反落。ADP民間雇用者が予想を上回ったことや、原油相場の急騰によるドル高加速、米国株の上昇が圧迫して続落。

 週末には米雇用統計(非農業部門雇用者数の事前予想:17.5万人増加)や、イタリアの国民投票(4日)を控えて、安値を売り込む動きも避けられた。


 NY白金(1月限)は、ドル安や金の上昇、パラジウムの一代高値更新、原油の急反発、米株価指数先物の戻りで切り返して始まった。ただし、米GDPが予想を上回ったことや、強気のADP雇用統計による利上げ観測やドル急伸、金の反落で2月3日以来の安値に沈んだ。

原油週報(2016/12/02 15:56)

OPEC総会を受け急上昇

今週のレンジ(先限)
ドバイ原油 32170~37880円


1.非OPECの減産動向・OPEC減産順守率
2.新大統領のエネルギー政策
3.欧州問題・米国の中東政策


 今週のNY原油(1月限)は、サウジアラビアが非石油輸出国機構(OPEC)加盟国との話し合いに出席しないとの報を受け、30日のOPEC総裁での最終的な減産合意への不透明さが嫌気された前週の流れから安寄りしたものの、 イラク石油相がOPECに協力する意向を示したことから反発した。その後、最終的な減産合意への懐疑的な見方が強まり、急反落するなど、総会に向けたヘッドラインで一喜一憂するアップダウンとなった。注目のOPEC総会では、8年ぶりの減産合意(OPECは日量120万バレルを減産)が決まり、急反発となった。

 9日にはOPECと非加盟産油国が話し合いを行う予定。

米エネルギー情報局(EIA)が30日公表した月報によると、9月の米石油需要は前年同月比2.3%(日量44万6000バレル)増の1986万バレルと、2カ月連続で増加。ガソリン需要増が要因。ガソリン需要は2.2%(日量20万3000バレル)増の949万バレル。

石油製品週報(2016/12/02 15:56)

急上昇

今週のレンジ(先限)
東京バージガソリン 45770~52160円
東京バージ灯油   41130~47350円


1.新大統領エネルギー政策
2.OPEC減産順守率
3.原油・製品在庫


 今週のNY原油(1月限)は、減産履行に向けた最終合意への期待感が広がり反発して始まった。その後、専門家会合で減産に関して具体的な合意に至らなかったことを受けて懐疑的な見方が強まり、急反落する場面があったが、OPECが日量120万バレルを減産し、3250万バレルとすることで合意との結果を受けて急反発した。ロシアを含む非加盟産油国の協調減産の可能性もあり、上値を追う展開となった。
 9日にはOPECと非加盟産油国が話し合いを行う予定。

 11月30日発表の石油連盟週報(11月20~26日)によると、元売りや商社が保有する週末在庫は、ガソリンが、前週比2.8%増の163万4694キロリットル。灯油が、前週比1.4%減の235万9406キロリットル。週間原油処理量は、4.3%増の372万6394キロリットル。統計を基に算出した出荷量は、ガソリンが、前週比5.8%増の103万0083キロリットル。灯油が、前週比15.7%増の43万9128キロリットル。

 資源エネルギー庁が30日発表した石油製品価格調査によると、28日現在のレギュラーガソリン1リットル当たりの小売価格(全国平均)は、前週比0.2円安の125.6円。3週連続の値下がり。

トウモロコシ週報(2016/12/02 15:57)

反落

今週のレンジ(先限)
とうもろこし 19740~20290円


1.北米収穫・南米産作付状況
2.輸出成約・検証高
3.新大統領の政策・人事


 今週のシカゴコーン(12月限)は、反落した。ドル高や小麦反落など強弱材料が交錯したため、方向感が序盤はなかったが、中盤からドル高・原油安や大豆・小麦の下落、ファンドが2週続けて買い越しを縮小したことや週間輸出成約高の減少と弱材料が重なり、下落した。さらに、主要移動平均割れによるテクニカル悪化で下げが加速した。

 米農務省が発表した11月24日までのコーン週間輸出成約高は76万1600トンで、前週の168万8800トンから減少したが、事前予想(65万~180万トン)の範囲内だった。今年度累計は3008万トンで、前年同期の1708万トンを76.1%上回った。

大豆週報(2016/12/02 15:57)

反落

今週のレンジ(先限)
一般大豆 50500~52340円


1.新大統領の政策(保護貿易)
2.輸出動向
3.南米産作付・生育状況


 今週のシカゴ大豆(1月限)は,中国の米国産大豆輸入急増やドル安、テクニカル改善で7月18日以来の高値に急伸して始まったが、ドル高・原油安、飼料穀物の下落が圧迫、ファンドの買い越し拡大に対する逆張り売りなどから28日高値を起点に調整安となった。OPEC減産合意見通しで原油が急騰したことや、中国向けの大口成約から切り返す場面もあったが、米利上げ観測の高まりによるドル高加速やテクニカルな売りから続落した。週間輸出成約高の減少や、中国向け輸出に陰りが見えることも一因。

 米農務省が発表した11月24日までの大豆週間輸出成約高は146万5000トンで、前週の189万8600トンから減少したが、事前予想(80万~190万トン)の範囲内だった。今年度累計は4177万トンで、前年同期の3279万トンを27.4%上回った。

ゴム週報(2016/12/02 15:57)

上昇一服

今週のレンジ(先限)
ゴム 224.5~245.6円


1.中国の規制動向
2.生産国の市況対策
3.金融市場の動向


 今週の東京ゴムは、上海ゴムの指定倉庫在庫が大幅減となった事や、タイの集荷が悪いことなどから、原油急落をこなして上昇して始まった。先限つなぎ足は、245.6円(11/29高値)まで続伸したが、250円水準接近での高値警戒感や、上海市場管理当局による取引規制の乗り出していることから、銅、アルミ、亜鉛、鉛、ニッケル、スズ、鉄筋などが暴落した事に追随してゴムも修正入りとなった。原油高+円安が下値を支えたが、戻り売り圧力が勝って終了。

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