今週のまとめ | レポート・市況

貴金属週報(2017/02/17 15:30)

内外ともに上昇基調継続

今週のレンジ(先限)
金  4451~4512円
白金 3612~3708円


1.地政学リスク(中東・アジア)
2.米大統領経済政策
3.株価動向


 今週のNY金(4月限)は、NY金(4月限)は、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を控えて様子見ムードが広がる中、トランプ米政権による経済政策が米景気回復を促すとの観測からの株高やドル高を嫌気して調整安で始まった。マイケル・フリン米大統領補佐官の辞任やドル安で買われるも、FRB議長の議会証言によるドル高や株価反発で小幅続落となった。その後も米小売売上高の増加、米利上げ観測が嫌気されるも、下値は限定的で、米鉱工業生産指数の低下やドル反落をはやして上昇。トランプ大統領が、イスラエルのネタニヤフ首相との会談で、2つの国家の共存にはこだわらないとの姿勢を示したほか、「米大使館のエルサレム移転を楽しみにしている」と述べた事などが材料視され、週末にかけて下値を切り上げた。

 東京市場は、海外安時には円安が相殺、円高時には海外高が相殺して、上昇トレンド継続。

 

 NY白金(4月限)は、ドル高・原油安の加速や金の下値追いで大幅続落して1000ドル割れで始まった。ただし、NY株価の史上最高値更新もあり、下値は限定的。年初からの上昇トレンドは継続となった。週末にかけて、金高+株高を好感して下値を切り上げる展開となった。

 東京市場も2016年10月安値を起点とした上昇トレンド継続で、3708円(2/17高値)まで上値を伸ばした。

 

原油週報(2017/02/17 15:31)

上値も下値も限定的

今週のレンジ(先限)

ドバイ原油 38110~39430円

1.OPEC・非OPECの協調減産
2.トランプ大統領のエネルギー政策
3.地政学リスク


 今週のNY原油(3月限)は、OPEC発表の月報で1月の減産量がIEA見通しを下回り、今年のOPEC産原油需要が拡大する見込みが示されたことやドル高進行などが重しとなり反落で始まった。石油輸出国機構(OPEC)の高い減産順守などに下支えられるも、米石油リグ稼動数の増加によるシェールオイル生産の拡大観測が相殺する中、米エネルギー情報局(EIA)統計でクッシング原油在庫の減少も、全体の原油在庫が急増し、ガソリン在庫とともに過去最高を更新したことから下落した。改質ガソリンの下げイラクの2月前半の原油輸出の増加なども嫌気したが、米・イスラエル首脳会談後の中期的な地政学リスクや、トランプ大統領の経済政策への期待からのNY株価の史上最高値更新した事で下値は限定的となった。引き続き、50-55ドルのレンジ内での狭い保合いが続いている。
 東京市場は、海外相場とドル円相場との綱引きで、非常に狭いレンジ相場継続。

 米エネルギー情報局(EIA)週間米石油在庫統計によると、
原油:5億1810万バレル(前週比950万バレル増)。
ガソリン:2億5910万バレル(同280万バレル増)。
ディスティレート(留出油):1億7010万バレル(同70万バレル減)。

石油製品週報(2017/02/17 15:32)

狭いレンジ相場継続

今週のレンジ(先限)
東京バージガソリン 52010~53040円
東京バージ灯油   47200~48420円

1.トランプ次期政権のエネルギー政策
2.OPEC・非OPEC減産順守率・シェール増産動向
3.原油・製品在庫


 今週は、石油輸出国機構(OPEC)の高い減産順守などに下支えられるも、米石油リグ稼動数の増加によるシェールオイル生産の拡大観測が相殺して、海外原油市場がレンジ相場となった事で、東京石油製品市場も、海外相場とドル円相場との綱引きで、非常に狭いレンジ相場継続。

 石油連盟週報(5~11日)によると、ガソリンの週末在庫は、前週比4.9%増の174万4803キロリットル。灯油在庫は6.4%減の152万7431キロリットル。週間原油処理量は、2.8%増の405万9303キロリットル。出荷量は、ガソリンが4.5%増の94万2806キロリットル。灯油は5.3%減の60万0619キロリットル

トウモロコシ週報(2017/02/17 15:32)

上昇トレンド継続

今週のレンジ(先限)
とうもろこし 22620~23520円


1.大連市場の堅調
2.農務省アウトルック・フォーラム
3.トランプ政権のエネルギー政策


 今週のシカゴ(3月限)は、米期末在庫の下方修正が見直されたことや、大豆反発、原油急伸、大豆とのスプレッド買い急反発で始まった。米国コーン作付面積の減少予想が下支える中、大豆・小麦の下落やブラジルの豊作観測が圧迫して反落した。メキシコ議員がコーンの輸入を米国から南米に移す法案を提出との報も弱材料となったが、大豆・小麦の反発、輸出増加予想で下値は限定的。380㌣(2/16高値)まで上値を伸ばした。2016年8月安値を起点とした上昇チャネル継続。
 東京市場は、シカゴの堅調や円安に加えて、新甫限月の上鞘発会で、先限つなぎ足は、GAPを空けて急伸。23,520円(2/17高値)まで続伸した。ただし、週末にはシカゴ安+円高で急反落となった。


 米農務省が発表した2月9日までのコーン週間輸出成約高は106万8700トン、前週の100万6200トンから増加したが、事前予想(90万~135万トン)の範囲内だった。今年度累計は4197万トンで、前年同期の2568万トンを63.4%上回った。

大豆週報(2017/02/17 15:32)

シカゴはレンジ商い

今週のレンジ(先限)
一般大豆 48910~51440円

1.農業フォーラムでの作付面積予想
2.輸出動向
3.南米産生育・収穫動向


 今週のシカゴ大豆(3月限)は、米農務省需給報告で世界期末在庫やアルゼンチン生産高が下方修正されたことや、仕向け地不明の大口成約、飼料穀物の上値追いなどから小反発して始まった。ファンドの買い越し縮小に対する逆張り買いや、中国の買い付け期待、飼料穀物の年初来高値更新で反発したが、ドル高・原油安の加速で反落。アルゼンチンの大雨予報、圧砕高が予想を上回ったことから急反発する場面もあったが、ブラジルの豊作観測、ブラジル産への輸入シフト観測や、飼料穀物の下落を嫌気して反落した。

 東京市場は、薄商いの中、納会・発会に伴い、先限つなぎ足は上下に値が飛ぶ展開となるも、週末にはレンジ内の中心水準に収斂した。

 米農務省が発表した2月9日までの大豆週間輸出成約高は109万7400トンで、前週の66万5600トンから増加し、事前予想(45万~80万トン)を上回った。今年度累計は5174万トンで、前年同期の4162万トンを24.3%上回った。

ゴム週報(2017/02/17 15:33)

半値戻しで頭打ち

今週のレンジ(先限)
ゴム 296.2~328円

1.政府備蓄放出(タイ・中国)
2.タイ洪水被害・減産期
3.投機資金の流出


 今週の東京ゴムは、タイのウインタリング(落葉期)に伴う減産期入りや、産地の洪水の影響で供給減になった事を蒸し返されて、大幅高で始まったものの、2017年1月31日高値~2月7日安値までの下げ幅に対する半値戻し水準で頭を打ち、週末にかけて修正入りとなった。中国の1月の新車販売台数が小幅な伸びにとどまって減速したことや、トランプ政権が中国のバス、トラック向け大型車のタイヤに高関税を掛ける恐れや、中国の投機マネーが大連コーンに資金をシフトした事などが背景。テクニカルの悪化も加わり、週末は大幅続落となった。

 中国自動車工業協会が13日発表した1月の新車販売台数は、前年同月比0.2%増の252万台となった。2016年2月(0.9%減)以来11カ月ぶりの低い伸び。

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