海外市況 | レポート・市況

更新:2018/06/18 07:55(現地:6月15日)

--NY--
為替   1ドル=110円59銭-110円69銭(午後5時現在、前日比01銭円安)
横ばい。トランプ米政権は15日、中国の知的財産侵害に対する制裁措置として500億ドルに相当する中国からの輸入品に25%の関税を課すと発表。関税措置は1102品目に及び、第1弾は7月6日から340億ドル規模の輸入品に制裁関税を課す。第2弾が160億ドル。一方、中国も同日の7月6日から農産物、自動車など500億ドル規模の米輸入品に報復関税を課すと発表した。米中貿易摩擦への警戒感から投資家心理が悪化し、朝方は低金利で運用資金の調達通貨とされる円が買われたが、日銀による金融緩和策が長期化するとの見方や、一時下げ幅を拡大した米株式相場が持ち直したことが円売りドル買いを誘ったが、上値も限定的。米中貿易摩擦が深刻化すると警戒され、ユーロがドルに対して買われた。前日にECBが利上げに慎重な姿勢を示してユーロが大幅安となった後とあって、週末を前に持ち高調整のユーロ買いも入った。

ダウ   始 25116.71 高 25130.82 安 24894.38 終 25090.48(前日比-84.83)ドル
4日続落。トランプ米政権が中国製品への追加関税の発動を表明し、中国は米国製品に同額の報復関税を課すと表明。米中の貿易摩擦が激化するとの懸念から、中国事業の比率が高い銘柄を中心に売りが優勢となった。ただ、米景気や企業業績の堅調さを意識した買いも入り、相場は午後に下げ渋った。

金  08月限 始 1305.9 高 1306.7 安 1277.9 終 1278.5(前日比-29.80)ドル
NY時間の午前8時半過ぎに米トランプ政権が中国製品に対する制裁関税を発動するとのニュースが流れると、中国経済に対する懸念から一次産品需要の減少に対する懸念が強まり、金市場でも売りが殺到した。今月1日の安値1293.1ドル、1290ドル、5月21日の安値1286.8ドル、さらに1280ドルと主要な支持線を割り込み、ストップロスを巻き込んで急落。

銀  07月限 始 17.195 高 17.275 安 16.46 終 16.48(前日比-0.782)ドル
今月5日以来の安値となる1646セントまで下落。

白金  07月限 始 906.4 高 907.9 安 885.8 終 887.8(前日比-23.10)ドル
大幅安。米トランプ政権が中国製品に対し、制裁関税を発動するとの報道を受け、米中貿易戦争で中国の景気減速、中国でプラチナ、パラジウム需要の減退が懸念され、2商品とも20ドルを上回る下げとなった。

原油  07月限 始 67 高 67.09 安 64.29 終 65.06(前日比-1.83)ドル
急反落。NY時間の午前8時半過ぎに米トランプ政権が中国製品に対する制裁関税を発動するとのニュースが流れると、中国経済に対する不安から貴金属、非鉄、大豆などを中心に商品市場がほぼ全面安となり、原油もその流れに巻き込まれ、今月6日以来の安値となる64.29ドルまで値を落とした。6月下旬の石油輸出国機構(OPEC)総会でサウジアラビアとロシアが協調減産の緩和を決めるとの観測や、米リグ(掘削装置)数が2週連続で微増となったことも一因。

コーヒー 07月限 始 115.65 高 115.65 安 114.6 終 115.2(前日比-0.50)セント
続落。週間ベースでは2週連続でマイナスとなった。

粗糖  07月限 始 12.2 高 12.27 安 11.93 終 12.02(前日比-0.21)セント
続落。週間ベースでは2週連続でマイナスとなった。ブラジル通貨レアルの下落が圧迫。

--ロンドン--
アルミ 3ヶ月物 始 2235.0 高 2235.0 安 2204.0 終 2204.0(前日比-52.0)ドル
続落。米中間の貿易戦争激化に対する警戒感が売りを呼んだ。

--シカゴ--
大豆  07月限 始 926.25 高 929.75 安 903 終 905.5(前日比-21.75)セント
米中間の貿易戦争激化に対する懸念から売りが膨らみ大幅続落。米通商代表部(USTR)は7月6日付で第一弾となる340億ドル相当の中国からの輸入品に対する追加関税の導入を発表。中国側も対抗措置をとる姿勢。

コーン  07月限 始 364.5 高 368.25 安 355.25 終 361.25(前日比-1.75)セント
小幅続落。米国による中国への追加関税導入の発表を受けた大豆安に追随して355セント割れ直前まで下押されたものの、中国側のコーン自給率が高いことから、米中貿易戦争激化が米コーン輸出に与える影響は大豆に比べると限定的との見方から下げ幅を縮小。

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